日本の伝統行事には欠かせないお寿司!ひな祭りにオススメのお寿司とは
日本の伝統行事には欠かせないお寿司!ひな祭りにオススメのお寿司とは
ひな祭りとお寿司
ひな祭りは女の子の健やかな成長と幸せを願う伝統的な年中行事です。
ひな祭りが盛んに行われるようになったのは、江戸時代からです。
公家や武家だけでなく、町人の間でもひな祭りを祝いました。
お寿司は、おめでたい祝の席で食べる縁起のいい食べ物です。
ちらし寿司がひな祭りの定番になったのは、一品だけで豪華なごちそうになるからでしょう。
江戸時代の女性は、毎日家事に追われて、ゆっくりのんびりできるのは、お正月とひな祭りだけでした。
家電製品の発達した現在でも、家事は簡単な仕事ではありません。
明治・大正・昭和初期までは、毎日の家事は手間のかかる重労働でした。
ちらし寿司は温め直す必要もないので、女性が台所に立つこともありません。
女性も、子供やお客様と一緒に、ゆっくりと食べられます。
ちらし寿司の金糸玉子の黄色、桜デンブのピンク色、絹サヤや菜の花の緑色は、菱餅と同じで縁起がいいのです。
五目飯の中のレンコン、飾りつけにするエビやイクラなども縁起のいい食べ物です。
何より見た目の華やかさが、女の子のお祭りにふさわしいのでしょう。
ちらし寿司とその他のお寿司のちがいとは
寿司は、鮨・鮓とも書きます。この字は、奈良時代から使われています。
鮨は中国の長江付近から北九州・関西・関東へと伝わったようです。
奈良時代の鮨は「なれずし」で、魚を米飯に漬けこんで発酵させたものでした。
室町時代頃から漬け込み期間が短縮されるようになり、17世紀には、酢を使うようになりました。
木箱に酢飯と魚を押し詰めて作るのが、「早寿司」「箱寿司」「押し寿司」です。
現在でも、サバ寿司やマス寿司などの押し寿司(棒寿司)や箱寿司、フナ鮨やアユ鮨などのなれずしがあります。
江戸時代後期、19世紀初めになって、「握り寿司」が誕生しました。
「ちらし寿司」は、江戸前握り寿司のタネ、つまり刺身や玉子焼きなどを酢飯の上に散らしたものです。
「五目寿司」は、祭やお祝の日に家庭で作るごちそうの1つです。
シイタケやレンコン、カンピョウなどを煮たものと魚を酢飯に混ぜて、金糸玉子を飾ります。酢飯にアナゴやエビを混ぜる家もあります。
関西では、「五目寿司」「ちらし寿司」「かやく寿司」と呼びます。
岡山の「ばら寿司」三重の「手こね寿司」は、五目寿司飯の上に刺身やエビなどを載せます。
「江戸前ちらし寿司」は、白い酢飯を使います。
酢飯に具材を混ぜて、上に刺身などを散らしたものは「五目ちらし寿司」と呼びます。
家庭で作るお寿司には、稲荷寿司・海苔巻きなどがあります。
甘く煮た油揚げの稲荷寿司は、幕末にできました。
油揚げは、関西では三角形、関東では長方形に切って、酢飯を詰めます。
オススメお寿司
1, 五目ちらし寿司と五目稲荷寿司
[材料] 3~4人前
固めに炊いた御飯 3合
ミツカン五目ちらし 2袋
菜の花 1束
水煮タケノコ 1袋(3~4)
金糸玉子 1袋
桜デンブ 適量
イクラ 適量
煮アナゴ 1尾
ゆでエビ 6枚
スモークサーモン 6枚
煮た油揚げ 3~4枚
つゆの素 適量
[作り方]
① 菜の花をさっとゆで、食べやすい大きさに切ります。
② 水煮タケノコを薄切りにして、つゆの素で煮て、味をつけます。
③ 煮アナゴを食べやすい大きさに切ります。
④ 固めに炊いた御飯に寿司酢を混ぜ、五目寿司の具を加えて混ぜます。
⑤ ④の五目寿司飯を大皿に盛り、金糸玉子をかけておおいます。
稲荷寿司6~8個分の五目寿司飯を残しておきます。
⑥ ④の上に、①の菜の花、②のタケノコ、イクラ、サーモン、ゆでエビ、アナゴ、桜デンブなどをたっぷり飾りつけます。
⑦ 油揚げを二つに切り、④の五目寿司飯を詰めます。
2, ハート寿司
[材料] 2人分
固めに炊いた御飯 2合
粉末すし酢 適量
ツナ缶 1缶
砂糖・醤油 適量
イクラ 適量
スモークサーモン 適量
桜デンブ 適量
金糸玉子 1袋
海苔 適量
[作り方]
① ツナを鍋に入れ、よくほぐしながら、砂糖と醤油で煮ます。
② 固めに炊いた御飯に粉末すし酢を混ぜ、寿司飯を作ります。
③ ②の寿司飯をハート型に詰めて形作り、周囲に海苔を巻きます。
④ ③の上に、好みの具を載せます。
3, てまり寿司
[材料] 2~3人分
固く炊いた御飯 3合
粉末すし酢 適量
マグロ刺身 適量
スモークサーモン 適量
ヒラメ刺身 適量
タイ刺身 適量
ゆでエビ 適量
卵 2個
大葉 適量
[作り方]
① 卵2個を割りほぐし、薄焼き卵を作ります。
② 固めに炊いた御飯に粉末すし酢を混ぜ、寿司飯を作ります。
③ サランラップに②の寿司飯をのせ、直径5㎝くらいに丸めます。
④ 刺身など好みのタネをサランラップにのせ、③の寿司飯といっしょに丸めます。
⑤ 大皿にきれいに盛り付けてでき上がりです。
まとめ 簡単お寿司でゴージャスに!
簡単に作れるお寿司は、ひな祭りにふさわしいごちそうになりますよ。
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