【やりがい】介護士の仕事について現役ワーカーが語ってみた。
私は高校卒業して祖父の死をきっかけに介護士の道へ進みました。
最初は資格を持っていなくても介護が出来る所を選びスタートしましたが、自分が想像していた以上に身体を使い仕事中は永遠と動いている状態です。
排泄を見ると自分の食事が食べれなくなったり身体を痛めたり投げ出したくなるような毎日でした。
介護の責任感と、やりがいを感じた日々
しかし続けて行くうちに介護する事に慣れ患者さんや利用者さんともきちんとコミュニケーションが取れるようにもなり、辛かった介護がいつしかやりがいに変わっていきました。
介護士の仕事は基本的に排泄・入浴・食事・介助・移動介助・体位交換・レクリエーション・その他雑務などやる事は沢山あります。
食事介助の時はどうしたら少しでも食べてくれるか飲んでくれるか試行錯誤してやっていたり、入浴介助はただ入浴させるだけじゃなく気持ちを込めて洗ったり、入浴できない方には清拭を丁寧に寒くないようにと、色々考えながら動いてます。
レクリエーションでは楽しめるように何をしようか考えたり、リハビリが混ざった様なことをしたり、体操したり歌を歌ったりします。
移動も間違ったやり方をすれば腰をすぐに痛めます。
やりがいはあるけど重く言えば命の重さも感じます。
知識より、現場で、自分の身体に適した方法を身に着けたい
重度の認知症の介護は更に精神的にもきます。
否定もできない、病院と違って拘束もできない、暴力暴言など当たり前です。
ふとした瞬間にスイッチが入り人格が変わったりします。
私は介護の仕事を続けながら資格を取り全てを1から学びましたが、移動の介助など自分の身体にあったやり方でいいと思います。
一番は自分の身体を守ることです。
資格はあってもないようなものだと実感してます。
資格で学んだ通りに介護はできません。
どうしても力がいる仕事なので実践していかに自分に身につけるか、コツを掴んだりテコを利用したり、歩ける人・車椅子の人・寝たきりの人・様々なので相手と自分がより安全に動けるように考えます。
職場の雰囲気選びも大事。自分も明るく輝ける職場を見つけよう!
転職もしましたが雰囲気の良い所や仲間同士明るい所を選ぶようにしています。
実際に見学に行き、どんな場所で、どんな雰囲気で、働いてる人はどんな感じの人達なのか、患者さんや利用者さんの重症度はどのくらいなのかなどもチェックします。
雰囲気が良い場所だと自然と患者さんや利用者さんも明るくなります。
毎日コミュニケーションを取るうちに自分が来るのを楽しみにして待っててくれる方や、どんなに寝たきりの方でも元気よく顔をよく見て挨拶をし声掛けすることも、とても大事な介護の一つだと思っています。
スポンサードリンク
こちらの記事も一緒に読まれています
関連記事
-
苦痛しかないPMSの症状!治療でピルを飲み続けた結果・・・
私が、20代前半のころに経験した、「月経前症候群(PMS)」という病気の体験談です。 当時私は、フ
-
2歳の子供の痙攣と下痢にあたふた。原因はロタウィルスの重症化でした!
先日、うちの2歳の子供がロタウイルスに感染し、重症化して入院しました。 ロタウイルスとは、小さいお
-
【帰りたい】認知症の多いグループホームでの出来事。いつも玄関に行くMさんが突然・・・
私は、グループホームの職員として働いていたことがあります。 グループホームに入所している利用者さん
-
【被害妄想】祖母の介護を通じて知った認知症の症状
私の祖母は現在80歳で特別養護老人施設に入所しています。 疾患名は認知症と大腿骨転子部骨折手術後で
-
【疑問】介護現場で本当に大切なことは?私が福祉事業を立ち上げる理由
介護の仕事を始めたのは私が20歳の時です。 短大を出てホームヘルパーの資格を取得してから老健に就職
-
介護士の仕事はやりがいに出会える仕事です。必要とされる3つの資質とは?
介護士の仕事は働く場所によって異なりますが高齢者施設での介護士の仕事について紹介します。 一言で高
-
襲ってくる激しい悪寒と痛み!急性腎盂腎炎で入院した体験談
私は急性腎盂腎炎という病気になった時、初めて入院をしました。 急性腎盂腎炎とは、腎盂や腎臓そのもの
-
はじめての訪問介護で食事作りに失敗!利用者さんが私に言った一言が・・・
高卒で正社員、介護の仕事に就きました。 特に人の役に立ちたいとか実践経験を積みながらスキルアップな
-
涙が止まらない!学生時代にメニエール病と診断された私の体験談
私は、学生時代にメニエール病を発症しました。 それは、なんとなく耳が閉塞しているような感じから始ま
-
「私は赤ちゃんじゃない」認知症の義母と一緒に暮らす苦労
私は88歳で認知症の義母と5年一緒に暮らしています。 他の家族は夫と私だけです。夫は離婚してから1