こんなに違いがあった!?地方によって飾り方が違う段飾りのお雛様まとめ

SPONSORED LINK

京都 御殿式屋形飾り01

丹波氷上町 土雛飾り
02

雛祭りの由来

雛祭りは、女の子の健やかな成長と幸せを願う伝統的な年中行事です。
雛祭りの起源は、平安時代にあるようです。

古くから、3月3日は上巳(じょうし)の節句で、厄祓(はら)いの儀式をしました。
紙で作った人形(ひとがた)で全身をなで、身についた穢(けが)れや災難、厄病を移し、水に流してしまいます。
節句とは、中国から伝わった季節の分かれ目の行事です。

平安時代には、貴族の間で「雛遊び」という人形(にんぎょう)遊びが盛んでした。
少年少女の姿をした1対の紙人形で遊びます。
また、生まれた子供の魔除けとして、「天児(あまがつ)」「這子(ほうこ)」という人形を子供の枕元に置くようになりました。

0304

雛遊びや魔除けの人形、紙の形代(かたしろ=身代わり)が結びつき、形代を水に流さず、きれいに作って飾るようになりました。
雛遊びと上巳の節句が結びついて、雛祭りとなったようです。

室町時代には、公家の間で親戚や知人の娘に雛人形を贈る慣わしができました。
雛祭りが3月3日と定まったのも、この頃です。

江戸時代になると、雛祭りは宮中の行事となりました。江戸城大奥や大名家の奥も、雛祭りを祝いました。雛人形は大名の姫君達の嫁入り道具の1つとなり、衣装を着た豪華な人形や、調度や食器、乗り物など、立派な雛道具が作られました。雛祭りは、町人達の間にも広まり、いよいよ盛んになりました。

SPONSORED LINK

段飾りの由来

江戸時代初期の雛人形は、男雛(親王)と女雛(親王妃)だけでした。
形代の面影を残すシンプルな立ち雛が多く、中には座り雛もありました。
やがて、豪華な衣装を着た人形が作られ、座り雛が主流になりました。
江戸時代中期になると、元禄雛や大型の享保雛が現れました。

飾り方は「屏風飾り」でした。
赤い毛氈を敷いて、男雛と女雛、つまり内裏雛(だいりびな)を並べ、後ろに屏風を立てます。
雛人形の前に、雛道具を並べることもありました。

0506

雛段ができたのは、江戸中期18世紀半ばです。
段は2~3段で、一番上に金屏風を立てて内裏雛を飾り、
その下の段に雛道具や他の人形、菱餅などのお菓子を飾りました。

18世紀末になると、三人官女や五人囃子の添え人形ができました。
さらに、左大臣と右大臣の随身、従者の仕丁ができて、雛段は4~5段に増え、幕末には7~8段という豪華なものになりました。
一般の町家では、タンスを利用して段飾りをしたようです。
雛人形も、女児の初節句に誂えたものばかりでなく、母親が嫁入りの時に持参したものや、祖母のものなど、何組も飾りました。
雛市で気に入った人形や雛道具を買い足すこともありました。

江戸時代末期、江戸を中心に、関東では「段飾り」が主流となりました。
京都や大坂(大阪)、関西では、「御殿飾り」が一般的でした。
内裏雛を「御殿」という屋形の中に入れて飾ります。
内裏雛の顔が見えるように御殿の屋根を取り払ったものを「源氏枠飾り」といいます。

0708

地方それぞれの飾り方の特徴

雛人形の一般的な飾り方は、
一番上が親王と親王妃

二段目が三人官女、向かって右から長柄銚子・三方・加銚子を持ちます。

09

三段目に五人囃子、向かって右から謡・笛・小鼓・大皮鼓・太鼓です。

10

四段目が随身、向かって右が桜と左大臣、向かって左が橘と右大臣です。
五段目が仕丁、向かって右から、立傘・沓台・台傘を持ちます。
六段目からは、雛道具や菱餅などの菓子、他の人形を飾ります。

関東では、親王(男雛)は向かって左、親王妃(女雛)は向かって右です。
京都では、親王が向かって右、親王妃は向かって左です。

SPONSORED LINK

関東
11

京都
12

日本や中国では、昔から左上位でした。
これは、親王(天皇)から見て左のことです。
欧米では右上位なので、明治時代以降、国際ルールに従い、天皇が皇后の右にきます。関東は、国際ルールに従い、京都は古来のしきたりを守っています。

仕丁も、関西では、向かって右から箒・
ちりとり・熊手を持ちます。
13

地方では、独特の土人形の土雛が作られました。
飾り方も独特です。
広島県三次地方では、最上段に天神、下段には武者人形を飾ります。
一番下に女人形を飾ります。
三次地方では、雛祭りを男の子も女の子も
祝います。
男の子には男の人形、女の子には女の人形
を贈って祝います。
14

丹波氷上町の稲畑人形の雛人形も、最上段に天神を飾ります。

長野県松本や大分県日田では、押絵の雛人形が
作られました。
内裏雛の他は、全部歌舞伎の登場人物です
15

伊豆稲取地方では、段飾りの両脇に「雛のつるし飾り」を飾ります。
九州柳川では、「さげもん」というつるし雛を雛人形と一緒に飾ります。

SPONSORED LINK

雛のつるし飾り
16
さげもん
17

山陰では、鳥取を中心に流し雛があります。
昔の厄祓いの儀式が残っているのですね。
18

SPONSORED LINK

まとめ 雛祭りにも土地に伝わる伝統があります

女児の健やかな成長を祈るという基本は変わりませんが、雛人形や飾り方には、地方独特の伝統が生きています。

スポンサードリンク

こちらの記事も一緒に読まれています

関連記事

名門私立幼稚園の入園式の好感を持たれるママコーデ

初めて幼稚園や保育園の入園式に出席する時、ママさん達は悩みます。 どんな服装をすれば、いいのかしら?

記事を読む

100均で買える外反母趾対策グッズ 5選(テーピング/サポーター等)

100均で買える外反母趾対策の強い味方! 日々忙しく働いていると、外反母趾など足のトラブルは

記事を読む

ママ必見!2016年卒園式おすすめコーデ

ママ必見!2016年卒園式おすすめコーデ 卒園式の定番コーデ 卒園式は、入園

記事を読む

ジェネレーションギャップを感じるかわいすぎる習字道具セット

最近は子供のファッションなども大変おしゃれになってきており、 大人顔負けのファッション性のある

記事を読む

薪ストーブの上手な焚き方!あなたはうまく火を起こせる?チェックポイントまとめ

秋が来たと思ったら急に寒くなり、いつもあっという間に冬が着ますよね!本格的に寒くなってからでは遅

記事を読む

これで間違いなし!入学祝の熨斗(のし)袋の書き方まとめ

これで間違いなし!入学祝の熨斗(のし)袋の書き方まとめ 熨斗(のし)袋とは

記事を読む

小学生の裁縫セットは文渓堂が一番人気?オススメ裁縫セットまとめ

裁縫セットとは? 小学校高学年になると、家庭科の授業が始まります。昔は、女の子は家庭科、男の子は技

記事を読む

男の子の入園式の服装のオススメ定番コーデ!ママもこれで安心

男の子の定番入園式コーデ 入園式は、子供さんが社会に出る「はじめの一歩」です。大事な御祝の行事ですか

記事を読む

超音波加湿器の雑菌や白い粉の対策方法は?

段々と空気が乾燥する季節になり、お肌の手入れはもちろんの事ですが加湿器が必要となってきましたね!

記事を読む

軽量のアウトドア用チェアーはどのメーカーがおススメ?野外フェスやキャンプにも最適

軽量でアウトドア向きのチェアはどのメーカーが良い? おすすめアウトドア用チェアまとめ

記事を読む

田端駅のわかりやすい待ち合わせ場所 5選

山手線と京浜東北線が通る田端駅は、比較的小さな落ち着いた雰囲気の駅で

下総中山駅のわかりやすい待ち合わせ場所 5選

千葉県船橋市にある下総中山駅は、総武本線が通っています。近くにはスー

東船橋駅のわかりやすい待ち合わせ場所 5選

千葉県にある東船橋駅は、周辺にコンビニやドラッグストア、商業施設が多

幕張本郷駅のわかりやすい待ち合わせ場所 5選

JR総武本線の幕張本郷駅は、京成電鉄千葉線の京成幕張本郷駅と隣接して

新検見川駅のわかりやすい待ち合わせ場所 5選

千葉県にある総武本線の停車駅、新検見川駅。駅周辺には住宅街が広がって

稲毛駅のわかりやすい待ち合わせ場所 5選

JR総武本線の稲毛駅は、千葉市都市計画マスタープランの中心駅。稲毛駅

→もっと見る

PAGE TOP ↑