ねぶただけじゃない!八戸三社大祭はユネスコが認めた日本の祭り!
夏のお祭り、東北青森県と言えば「ねぶた」だけだと思っていないか?
そんなことは無い、青森県には伝統続くお祭りが数多く残っている。
その中でも私の地元である青森県八戸市のお祭りへ是非参加してほしい!
お祭りの由来、願い、地域の人の思いを綴っていこうと思う。読み終わるころには興味を持ってもらえたら嬉しい。
300年の歴史を持つ八戸三社大祭
まず、名前だが『八戸三社大祭』といって字から分かるように3つの神社が関わってくるお祭りだ。
神社というのは、おがみ神社・長者山新羅神社・神明宮のことを指している。
各神社ごとに周りの地域がお祭りに参加しているのだ。
豊作を願って催された三社大祭はおよそ300年の歴史と伝統を受け継ぎ、国の重要無形民俗文化財にも指定されている。
昨年2016年には、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」への登録も決定した。
豪華絢爛な山車は、地域住民が制作!
三社大祭の1番の見どころは、27台の山車のが連なって運行する姿であり、高さ10m・幅8mにもなる山車を毎年楽しみに沿道には多くの人が集まってくる。
山車の題材も町内で異なっており神話や歌舞伎のひと場面を切り抜いたかのような山車となっている。
最近では演出にも凝っており、煙幕がでたり、高さにこだわっていたりなど観客を飽きさせない演出も毎年の楽しみになっている。
三社大祭は7月31日から8月4日まで行われるが、山車の制作は5月ごろから始まる。
制作しているのは普段は普通の会社員だったり学生だったりと地域の老若男女問わず、仕事終わりに制作している。
仕上がりを見ると、本当に素人が作ったのであろうか?と疑うほど豪華絢爛に仕上がっている。
制作中も真剣に時には和気あいあいと夜通し制作が続いている。
ただ、最近は人口減少や負担が大きいという理由で制作者が減っているのが現実だ。
本番当日は審査も行われる。
作品としての完成度や引き子、太鼓や笛の演奏を見て順位がつけられる。
毎年自分の町内が最優秀賞をとるんだ!と意気込んでお祭りに参加している。
最優秀賞の山車はポスターになったり新聞に大きく載ったりする。
山車引きと笛吹きは地元民以外も参加可能!
ここまでは山車に関してだったが、地元民以外でも簡単に参加ができるものがある。
山車の引き子と笛吹き子だ。山車の運行時は2本の20mはあるであろう縄を引っ張って歩くのだ。
ある程度山車は運転されているから体力の心配は要らない。
オリジナルのハッピや浴衣を着て、頭には日よけにもなる花笠をかぶってお囃子しながら歩く。
曲がり角に差し掛かれば全員で協力して山車を傷つけないよう通過させる。
たとえ山車制作に関わっていなくとも、引き子は町内にとって大事であり参加する側もお祭り後の達成感は同じである。
朝から夜まで響く太鼓と笛の音、子供たちのお囃子を聞いていると、「夏が来たな」と感じる。
ねぶたのように派手ではないが、伝統を守り続けつつ観客の心を掴んでいる。
昨年は117万人もの観客が訪れた。是非、豪華絢爛な山車を堪能してほしい。
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