【むつ市大湊ねぶた祭】たった3日間のために1年の大半をささげる熱い人々の祭り
ねぶたと言えば、8月に青森市で行われている青森ねぶた祭を思い浮かべるでしょう。
ですが、青森県内には比較的有名な扇型の弘前ねぷた祭、五所川原の立ちねぶたをはじめ、たくさんの小さなねぶた祭りがあります。
下北半島にあるむつ市の大湊地区で行われているのが、大湊ねぶた祭です。
平成27年に130周年を迎えた長い歴史を持つねぶた祭です。
ねぶたを手作りで。受け継がれる作り手の想い・・・
青森ねぶた祭との違いといえば、まずは作り手。
青森では「ねぶた師」と呼ばれるねぶた作りのプロが作るのに対し、大湊では地域のお父さん達が仕事の後に集まって、ボランティアでねぶたを作ります。
若い頃からベテランの作るねぶたを手伝い、世代交代が繰り返され、技術が引き継がれてきました。
木材で土台を作り、針金で形を作り、夜に明るく照らされる様に電球を入れ、紙を貼り、墨を入れ、ロウを塗り、色を塗り、台車に乗せて完成です。
祭は8月ですが、その年の題材を決めるのは前年の12月頃。
題材を決め、平面に絵を描いてみる。
まだ雪の残る寒い時期から、地域の集会所の近くに建てられた小屋の中で、ねぶた作りのスタートです。
最近は手伝う人の数も減り、現在の作り手がやめてしまえば引き継ぐ人がいなくなる地域もあります。
しかし、それでは祭が途絶えてしまうと、若手が頑張って、下手でも作ることを始めている地域もあります。
祭りの感動は、住民の努力の証!
大湊ねぶた祭は8月最初の金、土、日の3日間。そのたった3日のために、一年のほとんどを使って準備をするのです。
祭の1カ月ほど前になると、様々な祭の準備が始まります。
地域のお母さんと小学生の女の子は踊りの練習。
夜7時頃から約一時間、流し踊りの練習をします。
練習の後にもらうアイスが、子どもたちの楽しみです。
中学生や、小学生の男の子は、笛や太鼓の練習です。
夏の夜に燃える、1年間の想い
大湊ねぶたは、町内名の入った「先立ち」、「流し踊り」、「ねぶたを引っ張る人」、「ねぶた」、「笛・太鼓」の順番で歩きます。
青森市よりも道幅が狭いため、ねぶた自体は小さめですが、ねぶたの四隅に紐がついていて、観客が多く集まる場所では、その紐に大人がつかまり、ねぶたをクルクルと回して見せます。
ねぶたは立体ですから、裏面もまた見て楽しいのです。
笛や太鼓は、行きと帰りでメロディーが違います。
最近では子どもをあまり遅くまで居させないようになった様ですが、20年ほど前は、小学生でも夜中の12時頃まで参加し、ワクワクしたものでした。
東北の短い夏、たった3日間の祭が終わると、もう秋の風が吹いてくる様でした。パッと燃える東北の夏をぜひ見ていただきたいです。
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