【起源740年】喜多見氷川神社節分祭の鬼問答がすごい「これぞ伝統」
東京都世田谷区、喜多見氷川神社は、小田急小田原線「成城学園前」駅からタクシーで10分ほどののどかな住宅街にあります。
起源は740年頃と言われていて、とても歴史の古い神社です。
毎年2月3日に行われる「節分祭」は世田谷区の無形民俗文化財に指定されているようです。
受け継がれる神楽の伝統
近隣に張り出される張り紙には「節分祭 鬼問答」と書かれている通り、節分祭は単なる豆まきだけではなく、鬼と神職の問答が繰り広げられる、神楽となっています。
まず、祭りの始まりは、神の使い、天狗が鳥居から神社へ入ってきます。
そこで、祝詞が読み上げられていると、鬼がやってきます。
「そこのけ、そこのけ、」と赤、緑、白、黒の鬼が、棒の頭に本物の鹿の角を付けてその棒を打ち据えながら登場してきます。
神職が「何者だ?」と名前を尋ねると「七日七夜の病だ」とか「疫病だ、節分毎にやってきて、人の命を狙いに来た」などと答えます。
鬼が「今、『鬼は内』と声がしたから、来た」「中へ入れろ」と言いますが、神職は「言っていない、言っていない」「去れ」と追い出そうとします。
鬼は「腹が減った、腹が減った」と居座ろうとしますが、神職たちは豆をまいたり、弓矢で追い払ったりします。
そして神職は鬼に一人一つずつ「スルメ」を持たせます。
その後、一斉にみんなで「鬼は外!」と豆をまき、鬼を追い払います。
参道から逃げていく鬼に集まった人たちも一斉に豆をまきます。
その後、「福は内」と豆をまくと、福の神様が入ってこられ、舞を舞うという神楽になっています。
ぜひお子様といっしょに!鬼と共に無病息災を祈って・・・
氷川神社の回りにはまだ畑も多く、歴史が古いというだけに、古くからこのまま伝わってきているんだな、と感銘を受ける神楽です。こんな田舎に素晴らしい神楽があったとは正直、驚きます。
鬼の4人は退治された後、小さい子供達と写真を撮ったりしてくれます。
もちろん、子供たちは泣くわ叫ぶわの大騒ぎですが、お母さん方は無病息災を祈って、抱いてもらおうとします。
鬼は、かつらから、お面から衣装まで本格的で、子供がみたら本当に鬼に見えるのでしょう。小さな子供達は持てる限りの勇気を振り絞って、震える手で、歩いている鬼に豆をぶつけます。
見事あたると、それまで震えるほど恐れていた子供の顔が、「ぱぁっ」と明るくなります。ものすごい自信と安心感をもたらしてくれるのではないでしょうか。
神楽奏者や鬼役は付近の住民の方々だそうです。
皆で協力してこの素晴らしい伝統を守っていらっしゃるのですね。
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