桜の開花情報はいつ?2016年お花見スポットと開花予報
桜の開花情報はいつ?2016年お花見スポットと開花予報
お花見について
お花見とは、桜の花を眺めて春の訪れを寿(ことほ)ぐ、日本古来の慣わしです。
昔から日本人は桜を愛しました。
奈良時代までは桃や梅がもてはやされましたが、平安時代以降は、「花」は桜を意味することが多くなりました。
奈良時代から平安初期にかけては、梅や桃を「花」と表すこともありましたが、
それ以降は、花=桜のことが多いのです。
「春のうららの隅田川」で始まる名曲「花」は、春らんまんの桜の歌です。
「花見」は桜を鑑賞することです。
他の花は、「梅見」「菊見」と言いますが、「桜見」とは言いませんよね。
平安時代初期(9世紀初頭)には、嵯峨天皇が花見の宴を開催しました。
花見は平安貴族の間で流行し、鎌倉時代には武士階級も行うようになりました。
室町時代になると、花見の宴が地方でも催されました。
優雅に花を眺めて歌を詠んだり、音曲を奏でたりするのではなく、「飲めや歌え」の騒がしい宴会が行われるようになりました。
16世紀末、豊臣秀吉が開いた「吉野の花見」「醍醐の花見」は、大規模な花見の宴として有名です。
江戸時代になると、花見の風習は庶民の間に広がりました。
上野の山、飛鳥山、隅田川堤、御殿山、愛宕山、玉川上水など、江戸に桜の名所ができ、人々は競うように花見に出かけました。
船を仕立てて隅田川上から堤の桜を眺めたり、町内でおそろいの着物を着たり、
仇討ち芝居など「花見の茶番」を催したり、にぎやかなことでした。
桜の品種改良も盛んに行われました。
明治以降は、ソメイヨシノが全国的に広がり、開花予想も各地のソメイヨシノを標準木として行われています。
現代でも、日本人は花の便りを待ちかねて、あちこちへお花見に出かけて行くのです。
今年の開花予報
桜の開花は、前年11月から開花時期までの気温に左右されます。
晩秋から初冬にかけて厳しい寒さが続き、春先に暖かくなると、開花が早くなります。
2016年は、前年12月まで暖かく、1月に入って寒気が厳しくなりました。2月は寒さが緩んで、暖かい日が多くなりました。3月4月の気温は平年並みか高めと予想されます。
そのため、桜の「休眠打破」が遅れ、開花は平年並みか少し遅くなるでしょう。
東京・福岡・高知・名古屋は3月25日、
大阪・京都・奈良・横浜・甲府は3月27~28日
水戸・前橋・銚子は3月31日~4月1日
金沢は4月3日、仙台は4月8日、秋田は4月16日、函館は4月30日
気温にもよりますが、満開時期は開花日よりも4~7日後になるでしょう。
東京のお花見は3月末から4月初め、関東は4月初旬が見頃でしょう。
オススメお花見スポット3選
① 東京・目黒川
[アクセス]
JR山手線目黒駅から徒歩5分
東急目黒線不動前駅から徒歩5分
東京メトロ・東急東横線中目黒駅から徒歩2分
東急田園都市線池尻大橋駅から徒歩2分
目黒川に沿って約4㎞・800本の桜並木が続きます。
夜は雪洞(ぼんぼり)が灯り、天神橋から蓬莱橋までライトアップされます。
春光に輝く桜も美しいけれど、夜桜はしっとりとした風情があります。
川沿いには個性的なお店が多く、ショッピングも楽しめますよ。
② 赤城南面千本桜
[アクセス] 群馬県前橋市
JR高崎駅で両毛線に乗り、前橋駅で下車。
徒歩で上毛電鉄中央前橋駅へ行き、
上毛電鉄大胡駅で下車。
大胡駅からふるさとバスに乗り、
電力中央研究所で下車。徒歩5分です。
4月2日から17日まで、赤城南面千本桜まつりが開催されます。
1.3㎞の市道の両側に植えられた1,000本の桜並木が、花のトンネルを作ります。
夜は、21:30まで雪洞が灯り、ライトアップされるので、夜桜見物ができます。
隣接する「みやぎ千本桜の森」には、「世界の桜ゾーン」があります。
37種類約500本の桜と15万株の芝桜のコラボが楽しめます。
③ 東京 墨田公園の桜
[アクセス]
東武伊勢崎線(スカイツリーライン)浅草駅から徒歩5分
東京メトロ銀座線浅草駅から徒歩5分
都営地下鉄浅草線本所吾妻橋駅から徒歩7分
3月28日から4月5日まで、墨堤(ぼくてい)さくらまつりが開催されます。
江戸時代からの桜の名所です。
桜の花とスカイツリーを同時に眺められる贅沢お花見スポットです。
吾妻橋から桜橋までの約1㎞に1,000本のソメイヨシノと枝垂れ桜が植えられています。
さくらまつり開催中は21:30まで雪洞が灯されるので、
スカイツリーのライトアップと合わせて、幻想的な美しさです。
屋形舟や水上バス(浅草~浜離宮)を利用して、
川の上からのお花見もオススメです。
この3ヶ所の他にも
上野恩賜公園、駒込の六義園、井の頭公園、
横浜の三ツ池公園、小田原城など、
関東には桜の名所がたくさんあります。
まとめ 花を追って歩きましょう
春の1日、桜の花を追いながら、のんびり歩くのは最高です。
できれば、豪華なお花見弁当を用意して・・・。
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