【男の戦い】新潟県阿賀野市水原の灯籠来舞がカッコいい!
私は今現在埼玉県に在住している専業主婦ですが、産まれ故郷が新潟県です。
新潟県は昔から長岡や、片貝の大花火大会があり、盛大に夏祭りが行われている県です。
雪国で、なかなか冬場は外出出来なかったり、遊べなかったりしたので、やはり夏祭りには特別な思いがあります。
中でも私の産まれ育った町は瓢湖という白鳥が冬場に飛来してくる地区です。水森かおりさんの『越後水原』という曲でも題材になった場所で、のどかで美しい町です。
灯籠をぶつけ合って美しさを競う「灯籠喧嘩」
8月の終わりに行われている水原まつりでは、屋台や催し物等はもちろん、昔からの伝統祭りである「灯籠喧嘩」という行事があります。
「灯籠喧嘩」と、名前だけ聞くと、え?喧嘩するの?という怖いイメージがありますが、町内で男灯籠、女灯籠、そして子供みこしに好きな絵を描いて、各町内の灯籠同士がメインストリートでぶつかりあい、どの灯籠が一番強かったか、元気があったか等を競いあう行事です。「灯籠来舞」とも呼ばれています。
私が幼かった頃は、本当に灯籠同士が激しくぶつかりあい、又みなさんお酒を沢山飲んでから法被に着替えて灯籠を担ぎますから、酔った勢いでの乱闘騒ぎは沢山見受けられました。
また女性もさらしを巻き、法被をきてメイクや髪型もお祭り風にして、かなり色っぽくなり、華やかなお祭りでもあります。
子供達が頑張って書いたキャラクターのみこしを元気いっぱいに担いで声を出している様子はたまらなく可愛く見えます。
こちらの灯籠喧嘩はどの地域でも行われているのかと勝手に思っていましたから、こちらの埼玉にきて、お祭りの違いにかなり驚きました。
逆にこちらの方が新潟県の阿賀野市に来て、灯籠来舞を見て灯籠を担ぎたいがために、阿賀野市に住み始めたという方もいらっしゃって、やはり灯籠喧嘩は誰から見てもカッコいい物だと、私は感じています。
地方ならではの優しい原風景と、ひと夏の祭りへの想い・・・
お祭りに合わせて、太鼓や竹笛も幼い頃から教えてもらい、親から子へ受け継がれている形となっていますから、夏場はお家のあちこちから、太鼓や竹笛の練習音が聞こえて来ます。
都会とは全く違ったお祭りの雰囲気なので、何処か開放的な気分も味わえますし、人が多すぎて歩けないなんていう心配もなく、ほどよいギャラリーの人数でもあります。
寒い冬を乗り越え、春が来て、待ちに待った年に一回の夏の夜に男同士の激しい灯籠来舞は最高にかっこよく感じますし、それとはまた違った女性灯籠の魅力も味わえますから、とても見応えがあると思います。
そして、25日の夜には阿賀野市大花火大会が、瓢湖でありますから、それを見ながら夏の思い出を一つ増やしてみるのもとてもおすすめです。
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