【例文】卒業式の祝辞は、ここさえ押さえておけばOK！小学校卒業式

卒業式の祝辞は、ここさえ押さえておけばOK！小学校卒業式

祝辞とは

祝辞とは「祝う言葉」「祝福する言葉」です。
小学校の卒業式ならば、子供の健やかな成長を祝い、中学校という新しい社会の階段を上がる喜びと希望を祝福する言葉です。
また、ここまで子供さんを育てた親御さん達の苦労をねぎらい、子供さんの教育に力を尽くした先生方への感謝を伝える言葉です。

例文①　PTA会長の祝辞

平成○○年度卒業生のみなさん、本日は、御卒業おめでとうございます。
今日までお子様達を御立派に育てていらっしゃったお父様お母様にも、心からお祝い申し上げます。
そして、６年間、子供さん達を守り、教えてこられた先生方に、厚く御礼申し上げたく存じます。

６年前、桜の花が咲く頃に、みなさんはこの○○小学校に入学して来ましたね。
小さなお顔がずらりと並んでいたのが、昨日のことのように思われます。
「小学生になったら、友達100人できるかな？」と、わくわくしたり、ドキドキしたりしていましたね。
６年の間に、お友達もたくさんできたことでしょう。
運動会や遠足や学芸会、修学旅行、楽しい思いでもいっぱいありますね。
今日、みなさんは、その楽しい小学校を卒業していきます。

４月からは、いよいよ中学生です。
中学では、小学校の時のお友達の他に、新しいお友達と会えるでしょう。
新しい先生達と勉強することになりますね。

中学生になると、みなさんは、いろいろな夢を持つでしょう。もう将来の夢を持っている人もいるでしょうね。
夢は、必ず現実になります。
夢に向かって努力を続ければ、夢は必ず実現するのです。
中学は、夢を現実にする力をつける場所です。

みなさん、すばらしい夢を持ってください。
今、桜の蕾がふくらみ、花開こうとしています。
みなさんは桜の蕾です。小学校を卒業して、蕾がふくらみかけてきました。
中学校でつけた力を基にして、美しい夢の花をたくさん咲かせてください。

最後に、みなさんの健康と幸せを祈り、私のお祝の言葉とさせて頂きます。
みなさん、本日は本当におめでとうございます。

例文②　来賓の祝辞

平成○○年度卒業生のみなさん、本日は御卒業おめでとうございます。
今日までお子さん達を御立派に育てておいでになったお父様お母様、そして、６年間、精魂込めて教育なさってこられた先生方、心よりお慶び申し上げます。
私も、この○○小学校の生徒でした。
本日は、卒業式にお招き頂き、真にうれしく存じます。

さて、みなさんは、今日、この小学校を卒業して、４月からは中学生になるのですね。
アメリカやヨーロッパでは、eleven plusと言って、11歳以上を準大人として扱います。
中学生になると、もう子供ではありません。
準大人として、社会に出る準備に入るのです。
大人になって社会に出るのは、すばらしいことです。
人を助けたり、世の中の役に立ったり、いろいろなことができます。

みなさんの中に、いろいろな力が眠っています。
中学生になったら、その眠っている力を少しずつ目覚めさせてください。
「ぼくには、こんな力がある！」
「わたしは、こんなこともできる！」と、驚くこともあるでしょう。
みなさんの力が、世の中を明るくするのです。

みなさんの将来が明るく輝くことを心から祈り、私のお祝の言葉とさせていただきます。
みなさん、御卒業おめでとうございます。

例文③　来賓の祝辞

○○小学校卒業生のみなさん、御卒業、おめでとうございます。
今日までお子様達をお育てになられましたお父様お母様、そして、教え導いてこられました先生方、本日の卒業式、心よりお祝い申し上げます。
本日は、お招き頂き、真にありがとうございます。

桜のたよりが待ち遠しい早春の日に、みなさんは小学校を巣立って行かれます。
桜の花が咲く頃には、中学生になられるのですね。
中学生になったら、新しいお友達や先生に出会えるでしょう。
小学校とはちがった、いろいろなことができるでしょう。楽しみですね。

みなさんはまだ１２歳になったばかりです。
人生という長い旅は、まだ始まったばかりです。
旅の先には何が待っているのか、だれも知りません。わくわくしますね。
日記帳で言うなら、何も書いていない真っ白なページがたくさん、たくさんあるのです。
そのページに何を書くかは、みなさんが決めます。
たのしいこと、うれしいこと、良かったこと、満足したこと。そんなことを、いっぱい書けたらいいですね。

「明日という字は明るい日と書く」という歌があります。
みなさんには、明るい日がたくさんあります。
みなさんの夢や希望が現実となる明日に向かって、元気に歩いてください。

みなさんの健康と幸せを心から祈り、私のお祝の言葉とさせて頂きます。
みなさん、本日は、御卒業おめでとうございます。

卒業式祝辞のポイント

卒業を祝う言葉で始めます。
親御さん達や先生方にもお祝を述べます。
PTA関係の方ならば、先生方への感謝を述べてください。
子供達の将来に夢と希望を持たせるとともに、大人への階段を１段上がることを自覚させます。
全体を明るい雰囲気にします。
最後は、子供達の幸せを祈り、お祝の言葉でしめくくります。

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