懐かしい卒業ソングは?年代別卒業ソングまとめ
懐かしい卒業ソングは?年代別卒業ソングまとめ
卒業ソングとは?
卒業ソングとは、小・中学校の卒業式で演奏され、合唱される歌曲のことです。
戦前から昭和30年代までは、「仰げば尊し」と「蛍の光」が定番でした。
昭和40年代に入ると、この2曲は廃れ始めました。
「仰げば尊し わが師の恩 教えの庭にも はや幾年 思えば いと疾し この年月 今こそ別れめ いざ さらば」
言葉が文語文で難しいとか、二番の歌詞の「身を立て 名を上げ、やよ励めと」が立身出世主義だとか、いろいろの理由があげられます。
「蛍の光」は「AULD LANG SYNE」というスコットランド民謡で、年越しに歌われていました。
「蛍の光 窓の雪 書読む月日重ねつつ いつしか年もすぎの戸を 明けてぞ 今朝は別れゆく」
これも、「夏は蛍の光で、冬は雪明りで、苦学した」という中国の故事にちなんでいるので、意味がわからないとか、「掛詞(かけことば)」が難解とか、三番四番の歌詞が軍国主義的だとか、いろいろな理由から、本来の「年越しソング」に戻りました。
この2大定番ソングが廃れると、代わって、時代に合った歌曲が登場しました。
海援隊の「贈る言葉」や、荒井由実の「卒業写真」、斉藤由貴の「卒業」が、卒業ソングの代表のようになりました。
どの歌曲も素晴らしいもので、幾つになっても涙が出ます。
でも、小中学校の卒業ソングとなると、「贈る言葉」は少し歌詞が難しくて、小学生には理解できないことがあります。
「卒業写真」は、成長した女性が高校時代を振り返るという感じですし、「卒業」は高校生の初恋の終わりを予感するせつない気持ちを歌っています。
どちらも小中学生の卒業ソングとしては、ちょっと無理があります。
やがて、小中学生にも理解しやすい言葉で、新しい門出を応援するような卒業ソングが作られるようになりました。
卒業式は、桜の開花が待たれる早春の頃に行われます。
桜をテーマにした卒業ソングも多くなっています。
90年代の卒業ソング
1990年代は、21世紀を目前にする世紀末のデカダンスが漂う時代です。
バブル景気の絶頂期から一転して、崩壊が進み、先の見えない長い不況に突入しました。
オウム真理教が起こした松本サリン事件・地下鉄サリン事件、阪神大震災と、人災や天災が相次ぎました。
コギャルが登場し、ルーズソックスやガングロ、ヤマンバメイクが流行り、援助交際が話題となりました。
こうした世の中の動きを受けて、学校も荒れ果てました。
この中で生まれたのが、卒業ソング「旅立ちの日に」です。
埼玉県秩父市立影森中学校の教師が、荒れ果てた学校を立て直す経緯を歌にしたのです。
その年度1回限りのつもりだったのですが、生徒達の要望で毎年歌うようになりました。
まさに、先生と生徒が一体となって卒業ソングの定番にしたのです。
「時の旅人」「そのままの君で」も、1990年代の卒業ソングの名曲です。
「時の旅人」は混声合唱の美しさを感じさせてくれます。
「そのままの君で」は、「いつまでも仲の良い友達でいたい」という気持ちがせつせつと伝わります。
1979年に海援隊として発表した「贈る言葉」も、1990年代
に武田鉄矢さんがリリースして、卒業ソングとして歌われました。
1998年発表のSPEEDの「my graduation」も、心に残る歌ですね。
00年代の卒業ソング
2000年問題の不安に揺れながら21世紀を迎えましたが、この10年間は、まさに激動の時代の始まりでした。
2001年9月11日の米国同時多発テロは、世界中に震撼させました。
イスラム過激派のテロ活動が激化し、イラク戦争が勃発しました。
2008年秋には、リーマン・ショックから世界中が「100年に1度の大不況」に襲われ、各国は経済再生に躍起となりました。
しかし、この年代に、素晴らしい卒業ソングが多数誕生しました。
レミオロメンの「3月9日」、いきものがかりの「YELL」、EXILEの「道」、
コブクロの「桜」、いきものがかりの「SAKURA」ケツメイシの「さくら」、
嵐の「旅立ちの朝」、サスケの「卒業の日」、アンジェラ・アキの「手紙~拝啓 十五の君へ~」などなど・・・
現在も、卒業ソングのベスト10に入るものばかりです。
2010年代の卒業ソング
2011年3月11日に東日本大震災が発生し、多くの死傷者が出ました。
地震被害は甚大で、5年経った今も、まだ復興途中です。
9・11の主犯ウサマ・ビン・ラディンが米軍に殺害される一方、イスラム過激派がISL(イスラム国)の樹立を勝手に宣言し、テロ活動はさらに悪化しました。
卒業ソングは、地震からの復興への願いをこめ、春を呼ぶ歌が作られました。
EXILE ATSUSHIの「桜の季節」です。
時を超えて歌い継がれる卒業式ソング
卒業式ソングは、人々の心に生きる歌です。
2016年の春に歌いたい卒業式ソングは、90年代から愛されているものが多いのです。
「旅立ちの日に」「贈る言葉」、そして1960年代の「巣立の歌」。
「仰げば尊し」も、忘れられてはいません。
卒業式ソングは、時を超えて生き続けるのです。
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