【過酷】介護士の一日が大変すぎ!おまえらにこれできるの?
養成校で介護福祉士資格を取得して、新卒で特別養護老人ホームに就職しました。
4月で5年目に入ります。
私の職場は、小規模特養で、利用者の定員は9~10名。
介護度はほぼ全員が4以上です。
職員は6:30から早番、8:30から日勤、12:30から遅番、21:30から夜勤というシフトがべースになっています。
介護士の一日を解説!一日の業務とシフトの流れ
介護士の一日の仕事を紹介しましょう。
早番は夜勤から申し送りを受けた後、7:30からの朝食に向けて、まず利用者の起床、着替え、排泄介助を行います。
大半の利用者は食堂で食事をするため、食堂に誘導した後食事を配膳し、介助を行います。
職員は1人しかいないため、2人同時に介助は当たり前。自力摂取可能な利用者も数名いますが、いつ誤嚥、窒息するか分からないため常に見守りは必要です。
更に離床できない利用者は居室で対応しなければならず、その間食堂は無人になってしまいます。
認知症が進んでいる利用者は、自分がどの位動けるのか認識できていないことが多く、その状態で歩き出して転倒したり、大きな事故に繋がることが多々あります。
そのリスクに不安を感じますが、居室で待つ利用者の介助が滞ることは許されません。
居室で介助しながら、食堂の物音に耳を立て、椅子が動く音などがしたら大急ぎで様子を見に行きます。
その際には、居室にいる利用者の安全にも留意しなければなりません。
そうこうしているうちに、日勤が来ました。
日勤は朝食の下膳をしたり、入浴の準備、利用者の体調確認を行います。
食事が済んで、ある程度時間を置いたら入浴にうつります。
入浴は基本1人で介助しますが、移乗など人手が必要な場合は早番と協力しながら進めます。
早番は、10時のお茶を用意、介助し、随時利用者の排泄介助を行います。さらに、シーツ交換や居室、トイレの掃除を行います。
あっという間に昼食の時間です。
入浴介助を終えた日勤と早番で、昼食介助を行います。
12:30に遅番が出勤、その後早番、日勤は順に休憩に入ります。
午後は午睡、食堂の掃除、3時のお茶と進んで行きますがその間も排泄介助や離臥床介助、利用者の衣類の洗濯、食器類の洗い物と一息つく間もありません。
介護士のシフトの流れ
早番は日誌をつけ、退社。日勤も夕食前には退社します。
夕方から利用者が就寝するまでは、遅番が1人で対応します。
夕方という時間は、不安や苛立ちを訴える利用者がとても多く、多動になる場合も多々あります。
帰宅願望を訴える利用者に、付き添いながらも夕食を進め、就寝介助、食堂の掃除、ゴミ捨て等を行います。
夜勤が来たら、申し送りをし遅番も退社します。
しかし、これはまだいいほうで、日勤がいない日がざらにあります。
昼間、早番と遅番の2人で全てをこなさなければならはいのです。
介護は、命と向き合う仕事。プライドをもって働こう!
利用者とのコミュニケーション、リハビリやレク、介護士として行いたいことはたくさんあります。
しかし、現実は最低限の介護業務しかできていない日がほとんどです。
介助する中で、いかに利用者が楽しく、快適に過ごせるかを考えるしかありません。
そんな余裕すらない時も多いのです。
ここまで述べたように、過酷な仕事ではあります。
しかし、利用者との生活の中で得る感動を、たくさんの人に知ってもらうことで、少しでも関心を持ってもらい、仕事として選んで欲しいです。職員が増えれば、確実に業務にゆとりができます。
介護士の仕事は、最低限の生活の提供ではありません。
利用者の最期の瞬間に向けて、充実した日々を支えることです。
現場は常に命と向き合っています。
命と向き合うんだから、過酷で当たり前です。
この仕事を、正しく理解して、プロとしてプライドを持って働ける人が増えることを願っています。
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