【脊髄小脳変性症】しっかり者だった祖母の変わり果てた姿を目の当たりにして感じたこと
しっかり者のおばあちゃんの介護の経験があります。
元気な頃は、何でもかんでも世話焼きのおばあちゃんは皆の全ての身の回りの事を1人でやっていました。
やってあげるのが好きな人だったので、過剰にみかんの皮すら剥かれたり…笑。
今思うと懐かしく、凄く愛情の深い人だったのだと思います(つω`*)。
その代わり怒ると誰よりも怖くて皆逆らえないかかあ天下、いや、ばばあ天下でした笑。
いつも元気だった祖母が、脊髄小脳変性症に
そんなおばあちゃんの家に行く事も少なくなった高校生の時、おばあちゃんはこけては骨折をし、入院を繰り返すことが増えました。
その時は、気を付けなよという話とリフォームや老人向けの段差を無くす等改造しなきゃなぁと家族と話していた事を覚えています。
私が大学生になって、おばあちゃんは脊髄小脳変性症だと言われました。1リットルの涙の主人公の病気だそうです。
このドラマではすぐ亡くなってしまうのですが、高齢という事でかなり緩やかな進行をしているという事でした。
しっかり者で世話焼きのおばあちゃんが、じっとしてはいられる訳が無く、この後も家族の隙を見ては家事をしようとして、骨折、入院を繰り返し続け、本来ゆっくり進行していくはずの病気の進行も進むのが早まってしまい、程なくして寝たきりになってしまいました。
祖母の変わりようにショックを受けるけれど・・・
そして完全に介護が必要になりました。
認知もあったものの、最初は多少ボケてるなという程度が、寝たきりのせいか段々会話が難しくなりました。
そして、短期的ですが母と泊まりでおばあちゃんの家に泊まりに行きました。
一ヶ月位です。ナースコール代わりに子機を私達は2階に置いて何かあったら鳴らす様に伝えました。
泊まったその日から四六時中、子機は鳴り続けました。
おばあちゃんは、母方の母親だったので介護士の母は特に嫌な顔もせずテキパキと介護していました。
おばあちゃんは本当に愛情が深かった為、おじいちゃんもずーっと介護し続け、離れるのを嫌がりました。
ある日おばあちゃんが便を触っていました。
母は、もー何やってるのー!遊ばないの!と子供をあやす母親の様におばあちゃんに言っていましたが、私は凄く衝撃を受けました。
介護の姿を見て、介護福祉の問題を深く考える・・・
あれだけしっかりしていた人もこうなってしまうのかと、ショックでした。
これが例えば義母だったら?
血の繋がらない人の介護というのは、耐え難いものがあるのでは無いのでしょうか。
母は仕事で介護してる方に噛まれたり、殴られたりもした事があるので、そんな人だったら?
誰かがやらなければいけない仕事で、必ず無くならない仕事ですが、充分で安い施設の設置と、介護士の給料を上げる必要ってかなりあると思います。
勿論いい方も沢山いて、母からもこの人が凄い孫みたいに可愛がってくれてと聞いたり、折り紙おってくれたと、家に飾っていたり悪い事ばかりじゃないとは思いますが本当に難しい問題だと思います。
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