【緊急入院】2歳の愛娘を襲った川崎病の症状と治療の体験談
今から2年前、当時2歳半の娘が川崎病を発症し入院しました。
川崎病は、原因不明の病で主に0歳から4歳くらいの子供に発症しやすいと言われています。特に男児に多いそうですが担当医からは、最近では女児の発症も多くなってきていると言われました。
歴史が浅く認知の少ない「川崎病」とは?
まだ川崎病が発見されてから時がたっておらず、現在の特効薬と言えばガンマグロブリンの大量投与とアスピリンの服用に限るということです。
この病気自体は、動脈瘤などの血管系の病が起こりやすく、病後もしばらくは定期的に検査が必要です。
聴診、心電図、胸部X線、超音波、血液検査、トレッドミルなどの多くの項目で予後観察をします。
娘の川崎病の始まりは普段と変わらない、風邪症状から始まりました。
なかなか下がらない熱、体力と食欲の低下、いつもと様子が違うと気づいたのは症状が始まって3日目の朝でした。
娘を救いたい・・・川崎病との診断から入院まで
風邪薬が効かないなんておかしいと、もう一度かかりつけの小児科へ走りました。
笑われてしまうのかなと思い躊躇しましたが、その日は母の直感でどうしても、今日行かないと後悔すると思いました。
色々診察すると、先生の顔色が変わり、「お母さん良く連れてきてくれましたね。首のリンパの腫れもあるし、目も赤い、抗生剤が効かないのでもしかすると川崎病の疑いがあるので今すぐ総合病院へ行ってください」と紹介状をもらい、その足で向かいました。
病院では、川崎病担当の先生が待っていてくださって、川崎病と診て、これから治療していきましょうと説明を受けました。
治療に絶対必要となるガンマグロブリンは血液製剤の為、副作用が稀にあるということも説明されサインを求められました。
一緒に向かった旦那は、娘に大変な事が起きていると涙がこらえられず、泣きっぱなしでした。
この時、母は強しですね。しっかりこの状況を把握しようと、しっかりしなきゃいけないのは私だと言い聞かせ冷静でいられました。
泣きっぱなしの旦那を院内のカフェへ行くように促し、私は入院手続きを済ませ、部屋へ移動しました。
看護師さんや先生と今後の予定も含めたくさんの書類にサインをし点滴開始を見届けました。
短くとも厳しい闘病を経て・・・
娘はどんどん体が辛くなり、寝てばかりいましたが、もう治るからねと声をかけるとアンパンマンの指人形が欲しいから注射頑張ると言い、また寝始めました。
その頃、ちょうど医学生が研修中だったせいか、10人以上の若い研修医が娘の部屋に励ましにきてくれました。
24時間のガンマグロブリンの点滴を終え、娘の状態はみるみる改善していきました。
毎日の検査が一番彼女にはきつかったようですが入院も5日間と、聞いていたより短くすみました。
これから先、川崎病の後遺症が出現する事がないように祈るばかりの毎日ですが、世の中には小さい頃に罹患していても大活躍しているスポーツ選手もいるということなので娘ものびのびと成長してもらいたいと思っています。
それからもっと川崎病について医学が進み、早期発見治療ができるようになればいいなと思います。
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