もしかしてガン?!アテロームで即日日帰り手術をした体験談
学生のときから膝にしこりがありました。
3センチほどの大きさで、丸く皮膚の中でごろごろしています。
痛みはないので長年放置していましたが、家族から「癌だったらまずいんじゃないの?」と言われ、怖くなり皮膚科に行くことにしました。
しこりの正体はアテローム。日帰り手術を決心して
皮膚科に行く前に自分でも調べたところ、粉瘤(アテローム)の可能性があるとわかりました。
皮膚の中に袋ができ、その中に垢などがたまることによってできるそうです。
炎症をおこして破裂することもあるようなので、早めに取った方がいいとのことでした。
予約した皮膚科に行ったところ、おそらく粉瘤だと思うが、取って病理検査に出さないと粉瘤だとは言い切れない、と言われました。
炎症をおこしていないので今日手術できますがどうしますかと聞かれ、一度帰ったら絶対に行きたくなくなると思い、そのまま日帰り手術をお願いすることにしました。
はじめての手術はあっという間に終了!
手術室のある階に移動するように言われ、受付に向かうと同意書への署名を求められました。
これを書くと、ああ体にメスを入れるんだな…と少し憂鬱な気持ちになります。
手術室に入ると、ドラマでみるような青緑の布がかかった手術台と丸い照明があり、とてもドキドキしました。
手術台に仰向けになると、膝の部分の写真を撮りました。
大きな血管が通っていないかがわかる特殊な写真だそうです。
アルコール消毒し、麻酔注射をされるのですが、しこりに沿って何度も刺されるので痛かったです。
麻酔が効くまで後数分時間を置き、では切りますよと声をかけられました。
何かされているのはわかるのですが、痛みは全くありません。
手術経験が初めてなので、麻酔の効果にびっくりしました。
ああこんなもんかとほっとしていると、なにやらぐいぐいと引っ張っている感覚がします。
どうやらしこりを引っ張っているようでした。
痛みはないものの、少し気分が萎えてしまいました。
数分ほど引っ張られた後、きれいにとれましたよ!と言われました。
傷口を縫ってもらい、手術は終了。3、40分ほどだったと思います。
術後経過は良好。抜糸が最大の山場!?
とれたしこりを見せてもらいましたが、ピンポン玉ほどの大きさで、見た目より大きかったのでとても驚きました。
こんなものを何年も膝に入れていたんだなと思うと恐ろしくなりました。
手術当日は濡らさないようにして安静に過ごしました。
少しじんじんと痛みますが、我慢できるほどの痛みです。
翌日傷口を見せに行くと、今日から入浴するようにと言われました。
傷口は優しくシャワーで流して清潔にして、自分で消毒をしてガーゼ交換をします。
最初は傷口を見るのが怖かったですが、見慣れると縫い目の綺麗さに感心します。
週に一度病院に行き、手術から2週間後に抜糸しましたが、糸を引っ張られる感覚がぞわぞわしました。
今回の治療で一番痛かったのが抜糸だったと思います。
粉瘤は炎症が恐ろしい!勇気を出して早めの処置を!
後日病理検査の結果が来て、良性の粉瘤であることがわかりほっとしました。
手術から半年ほどたちましたが、痛みもなく、傷跡はうっすらとピンク色で言わなければわからないくらいになりました。
炎症をおこすと治療が大変だと聞いたので、手術を受けてよかったと感じています。
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