【二度とイヤ】卵巣出血の痛みは気が遠くなるほどの辛さ!
ある日、寝る前に腹痛を感じました。
生理前だから痛いのかな?と思いながら、痛みを我慢して寝ました。
そして翌朝、眼が覚めると昨日とは比べものにならない程の腹痛を感じました。
ベッドから起き上がろうとすると体中に痛みが走り、トイレまで歩くのにも唸りながら這うようにして行きました。
更にはトイレで用を足している最中、とんでもない激痛でこのまま意識を失って倒れるんじゃないかと思う程でした。
痛みで診断もできず、即入院!
今まで何度か膀胱炎を経験しましたが、膀胱炎の何百倍もの痛みでした。
これはただ事ではない、そう思い自宅から一番近い総合病院になんとか駆け込みました。下腹部の痛みの感覚からして、なんとなく子宮の異常のように感じたので最初に婦人科を受診しました。
問診の後に子宮内部を診る為、膣内エコーをしようとしましたが痛すぎて出来ませんでした。とにかく何をするにも痛みが激しく、先生も困った様子でこのまま帰っても何も出来ないでしょ。と言われ、そのまま即入院が決まりました。
生理でも膀胱炎でもない・・・この痛みの原因は?
最初は、体内に腫瘍があってそれが破裂したのではないか?と言われました。
入院に伴い、血液検査や尿検査、心電図やレントゲンも撮りました。
肺の状態を確認する検査もありましたが、ただ呼吸をするだけでも肺が痛いのに深呼吸を何回も行うのは本当にしんどかったです。
そしてCT検査をした結果、 お腹の中が血でいっぱいになっている事がわかりました。
診断は、卵巣出血でした。
排卵の際に卵巣から出血があり、そのまま血が止まらずに大量に溢れ出た血液が骨盤の中に溜まっている状態でした。
その為、溜まった血液が臓器を圧迫し肺や心臓などの痛みに繋がっていたようです。
入院中はベッドでひたすら安静に。
診断が出てからは、ベッドの上でただただ安静にして過ごすよう言われました。
安静にしていれば、自然と血液が体内に吸収されるんですが、出血が治らなければ手術をすると言われました。
幸い出血は止まったので、血液が吸収されるまで一週間程度入院しました。
その間はトイレと食事以外はほとんどベッドで横になっていました。
最初の2、3日はお腹の中からチャポチャポと液体の動く音も聞こえ、上体を起こしていないと息も苦しくて辛かったです。
入院しているうちに徐々に溜まっていた血液が減っていき、経過良好なので退院して経過観察する事となりました。
手術は回避できたものの・・・再発の危険もあるので気を付けて!
ただ、まだ血液が完全に無くなった訳ではなかったので、仕事も休み自宅安静を命じられました。
会社には診断書を提出し、退院から1ヶ月ほど休ませてもらいました。
当時は一人暮らしでしたが、隣県にある実家に戻り親元でお世話になりました。
家では家事をする事も無く、外出する事も無く、ダラダラと過ごしていました。
退院後の検査では、血液がすっかり無くなり卵巣にも異常無し。通常の生理も来ました。
ひとまず完治しましたが、再発する人もいるそうです。
再発予防策として、ピルを服用して排卵を止める方法もあるそうですが、私はしませんでした。
あれから3年経ちますが、今のところ再発した事はありません。
見た目にはどこも悪くなさそうで大きな手術も無い地味な病気でしたが、痛みと辛さはハンパじゃないので二度と経験したくない病気でした。
スポンサードリンク
こちらの記事も一緒に読まれています
関連記事
-
介護士の仕事はやりがいに出会える仕事です。必要とされる3つの資質とは?
介護士の仕事は働く場所によって異なりますが高齢者施設での介護士の仕事について紹介します。 一言で高
-
【人材集まれ~!】介護福祉士の仕事内容と資格取得までの道のり!
私は介護福祉士として働いています。 超高齢化となりつつある日本では、高齢者が増えていくと共に介護の
-
【脊髄小脳変性症】しっかり者だった祖母の変わり果てた姿を目の当たりにして感じたこと
しっかり者のおばあちゃんの介護の経験があります。 元気な頃は、何でもかんでも世話焼きのおばあちゃん
-
【朗報】介護福祉士資格は持ってるだけでこんなに仕事に有利!
資格は持ってるだけでは意味がないということはよく聞きますが、福祉系資格はそれにあてはまらなくて、持っ
-
【腰痛・脚のしびれ】ヘルニアを手術しないで治した私の治療体験談
2016年夏頃、腰の痛みと右の太腿の裏からふくらはぎ辺りまでの痺れが出て、かかりつけの整形外科に受診
-
【切迫早産】入院が出産近くまでずっと続いていた私のケースをお話しします
結婚して子供を二人授かりました。 自分自身はそれまで病気などなく、健康に暮らしていました。
-
【朗報】介護福祉士の働き方の実態は?意外に選択肢は多い?
私は18の時に介護福祉士を取得しました。 福祉系の高校に通っていたので、介護福祉士を目指して勉強を
-
介護の仕事がどんなに大変でも私が続けている理由
私は現在、介護福祉士として働いています。 中学生くらいの時から人の役に立つ仕事をしたいと思っており
-
福祉の現場で働いている人の本音「本当にしんどいのは・・・」
わたしは今、知的障害者施設で働いている。 ここでは福祉の現場に携わってきてどう思っているか、書いてみ
-
心の準備なく始まった自宅介護生活は予想以上に大変なものでした。
毎日顔を合わせていると日々弱っている祖母に気付かないでいました。 食欲がなくなり、寝ている時間が増